【ローズS】メイショウマンボ 幸四郎「随分仕上がった」好感触

[ 2013年9月13日 06:00 ]

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、ローズS(15日、阪神)でメイショウマンボに騎乗する武幸四郎騎手を直撃した。

 ――メイショウマンボの前走(オークス1着)ですが、武幸四郎騎手から追加登録をお願いしての出走だったと聞きました。

 武幸 桜花賞が終わった晩にオーナーと電話で話しました。桜花賞(10着)の敗因がよく分からず、あんな走らない馬ではないと思ったので、できたらオークスに出していただければ……と話しました。

 ――オークスで巻き返せるだろうという根拠はあった?

 ストライドの大きな馬で、ジワーッと伸びてくるタイプ。広くて直線も長い東京コースは合うと思っていました。

 ――3番枠でした。

 あの週の東京の芝は内が傷んでいなかったし、絶好枠だと感じ、この枠を生かす競馬をしたいと思いました。

 ――その思い通り、道中は内の経済コースを回る競馬。

 2400メートルはどの馬にとっても初めての距離なので、コースロスがないにこしたことはないと思ってもいました。良いコースを走れて、終始手応えは良かったです。

 ――直線では早めに外へ出して行きました。

 一瞬の切れ脚があるタイプではありません。だからインにこだわって前が詰まると立て直すのに手間取ると考え、早めに外へ出して行きました。

 ――ただし、最後は手前(軸脚)がなかなか変わらず、少々追い方もバラバラになった。

 ちょっと格好悪くなってしまったのは自分の責任。馬は最後までしっかりと走ってくれました。

 ――ひと夏を挟んでの秋初戦。仕上がりは?

 1週前、最終と2週連続でまたがりました。1週前にしっかりやったせいか、最終追い切りでは随分仕上がったと思える動きをしてくれました。

 ――作戦は?

 オークスではイレ込んだので、今回は返し馬を先出しにするなどします。ただ、競馬はゲートを普通に出てくれれば…ということしか考えていません。あとは流れ次第です。

 ――本番はあくまでも秋華賞?

 もちろんそうです。それでも今回も良い結果を残して本番に行きたいです。海の向こうの兄貴(キズナでニエル賞に出走)ともどもそういう形になることを願っています。

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2013年9月13日のニュース