【フォワ賞】オルフェーヴル 池江師自信「状態は昨年よりいい」

[ 2013年9月10日 06:00 ]

凱旋門賞の前哨戦となるフォワ賞を15日に控えるオルフェーヴル

 世界制覇への戦いが始まる。フランス・ロンシャン競馬場で15日(日本時間同日午後)、凱旋門賞(10月6日、同)に向けた前哨戦が一斉に行われる。フォワ賞(日本時間午後11時15分発走)から本番を目指すオルフェーヴル(牡5=池江)は中間、1週前追いが延期となるアクシデント。昨年、凱旋門賞で悔しい2着だったが、リベンジへの手応えは?池江泰寿師(44)を直撃した。

 ――4日(水)に追い切る予定が延期になった。

 「追い切る直前、帯同馬のブラーニーストーンが尻っ跳ねをして、後肢がオルフェーヴルの鼻面をかすめた。外傷性の鼻出血を発症したので追い切りを延ばした」

 ――思わぬアクシデント。

 「海外遠征だから、いろいろあるのは承知している。帯同馬の癖を(その時にオルフェーヴルに乗っていた)スミヨンにしっかり伝えなかった私のミス」

 ――幸い大事に至らず7日(土)にあらためて追い切った。

 「かすめた程度の外傷だったので大きな問題には至らなかった」

 ――それでも、追い日が変更になった点で予定が狂ったことは事実?

 「確かに予定通り追えなかったデメリットはあったかもしれない。でも、追わなかったメリットもあったと考える」

 ――と言うと?

 「当初追い切る予定だった日(4日)は好天続きで馬場が硬かった。でも、金曜日にひと雨あったので、結果的に重めの馬場で追えた。その点は良かった」

 ――追い切りの動きはどう見えたか。

 「3馬身追いかけて最後は3馬身先着。馬なりのままでこの動きだから、良かったと思う」

 ――今後の調整予定は?

 「木曜日(12日)に最終追い切りを行う。レースでも手綱を取るスミヨンに乗ってもらう予定」

 ――昨年は前哨戦(フォワ賞)を辛勝後、本番で惜敗の2着。

 「昨年、前哨戦前の状態は決して良くはなかった。それでハラハラした勝ち方になったが、その後、変わり身を見せて良くなってくれた。前哨戦前の現時点での状態は昨年よりいい」

 ――2年連続で凱旋門賞に挑めるのは調教師みょうりに尽きる?

 「もちろん。ただ、今年は周囲の期待も大きく、よりプレッシャーを感じている」

 ――前哨戦、そして本番での好走を期待している。

 「どんな形でも勝ちたいというのが今の気持ち。応援よろしくお願いします」

 ▼池江 泰寿(いけえ・やすとし)1969年(昭44)1月13日、滋賀県生まれの44歳。父は池江泰郎元調教師。武豊と幼なじみで騎手を志すが、背が伸びたため断念。同大卒業後、栗東トレセン入り。浅見国一厩舎を経て池江泰郎厩舎所属となり、調教助手として父を支えた。この間に海外修業も経験。03年に調教師試験合格、翌年厩舎開業。06年ドリームジャーニーが朝日杯FSを勝ち、初G1制覇。08年最多勝利調教師賞(51勝)獲得。11年オルフェーヴルで3冠。

 ≪オルフェーヴル近況≫
 ▼6月13日 肺出血のため宝塚記念回避を発表。放牧へ。
 ▼8月15日 栗東に帰厩。
 ▼23日 坂路で国内最終追い。4F52秒8。
 ▼24日 日本を出て仏シャンティイに到着。
 ▼9月4日 外傷性鼻出血を発症し、フォワ賞1週前追い切りを中止。
 ▼7日 藤岡佑を背にあらためて1週前追い。ブラーニーストーン相手に3馬身先着。

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