中山に“はなみち”新設 出走馬がファン間近に JRA定例会見

[ 2013年9月10日 06:00 ]

函館競馬場の「はなみち」。ファンが間近で出走馬を見ることができる

 JRAは9日、東京都港区の六本木事務所で定例会見を開き、来年度に予定されている中山競馬場の改修工事の内容について説明を行った。

 目玉となるのは、既に函館競馬場で導入されている「はなみち」の新設。レース出走馬がパドックからコースへと向かう際に、現在の地下馬道ではなくファンの間近を通って入場する形に変更される。担当の星野年彦理事は「ファンが馬やジョッキーを身近に感じる状況をつくりたい。安全面にも十分配慮し、現在狭いスペースになっている検量室や勝ち馬エリアの整備も実施する」と語った。

【その他の発表事項】

 ◆新場外建設 スポニチ本紙既報通り、茨城県阿見町に来春、馬券発売所「ライトウインズ阿見」をオープン。映像提供を行わない非滞留型の小規模場外施設「ライトウインズ」の第1号。圏央道・阿見東インターチェンジ近くに40台分の駐車場を併設し、6つの自動発売機(払戻機)で2年間試行発売を行う。将来的には全国各地の高速道サービスエリア内や鉄道の駅ナカにライトウインズを設置する構想もある。

 ◆対象一元化 JRA賞・騎手3部門(最多勝利、最高勝率、最多賞金獲得)の選考対象を今年度からJRAのレースのみに。従来は地方競馬や海外指定レースの成績も対象にしてきたが、JRAの成績に一元化。また、新たな騎手部門賞「MVJ」を設け、地方競馬、海外指定レースも含めた成績最上位者を表彰する。

 ◆船橋で発売 10月6日から船橋競馬場で毎週日曜のJRA各競馬場のメーンレースを発売。J-PLACE扱いのため、JRAの競馬場やウインズでの払い戻し、返還はできない。また、浦和競馬場では従来の日曜発売に加え、今秋のG1ウイークの土曜にもJRAの馬券(当該日のJRA全競走=前日売り含む)を発売する。地方競馬の場外「オープス中郷」(新潟県上越市)でも発売へ向けて協議を進めている。

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2013年9月10日のニュース