【CBC賞】ハクサンムーン弾む!負けず嫌いだから行くだけ行く

[ 2013年6月27日 06:00 ]

単走で軽快な走りのハクサンムーン

 CBC賞(30日、中京)の追い切りが26日、栗東、美浦トレセンで行われた。高松宮記念3着馬ハクサンムーンは坂路単走。最初の1Fを15秒5とゆっくり入ったが、フォームを沈めて徐々に加速。ラストは12秒1で駆け抜けた。

【CBC賞】

 田中助手は「3週続けてしっかりと負荷を掛けられた。1週ごとに時計も詰めてきたし状態は万全。開幕週の馬場でスムーズな競馬ができればチャンスはある」と好感触を示した。

 ハナにこだわって結果を残してきた。昨年の京阪杯(1着)が、その典型。酒井が「自分の競馬ができれば強い」と語ったように、行き切る形になればリズムが生まれ、しぶとさを増す。

 その酒井との相性も抜群だ。ここまで4戦して1、4、1、3着。前走・高松宮記念では残り100メートルまで先頭で踏ん張り、ロードカナロアから0秒2差3着。今回、連覇を狙うマジンプロスパー(6着)に先着している。「負けず嫌いの性格。前に馬がいるとハミをかみ、ムキになって追いかける。だから自分の形(逃げ)を貫く。この先、何とかG1を獲らせたいんだ」。馬への思いは人一倍。宝塚記念(シルポート)と同様、CBC賞も酒井が逃げてペースを刻む。

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2013年6月27日のニュース