【宝塚記念】敗戦を糧に ゴールドシップ春ラスト締める!

[ 2013年6月18日 06:00 ]

1番人気で5着に敗れた天皇賞・春の雪辱を果たしたいゴールドシップ

 過去10年のデータから優勝馬を探してみると、ゴールドシップが浮上した。

 (1)重賞実績 グランプリレースの宝塚記念。歴史を振り返ってみても、グランプリレースにふさわしい実績馬が勝っている。過去10年の3着以内30頭全てがG1かG2を勝っているというのは驚きだ。格上挑戦の2頭に加え、G3勝ちどまりのスマートギアとヒットザターゲットもここでは荷が重いか。

 (2)勝利実績 5歳以上の勝ち馬4頭は出走時点で7勝以上を挙げていた。ダノンバラードとトーセンラーは堅実なのは認めるが、パンチ力不足。勝ち切るイメージはない。

 (3)前走成績 前走4着以下から巻き返した連対馬3頭の前走は全て天皇賞・春。独特の長丁場での敗戦は度外視してもよさそうだ。一方、それ以外のレースではきっちり走っていないと駄目。安田記念組のシルポート、ナカヤマナイトはさすがに負けすぎか。

 ここまでで残ったのは…。やはり3強である。

 (4)レース間隔 連対馬は全て4月以降にレースを使っていた。最も間隔が空いていたのは10年Vのナカヤマフェスタの中8週。ジェンティルドンナは中11週で、しかも海外遠征帰り。間隔が空きすぎなのは気になる。

 残るはゴールドシップとフェノーメノ。同じステイゴールド産駒で甲乙つけづらいが、ここは大胆な切り口で攻める。

 (5)敗戦経験 連勝中で宝塚記念に臨んだ馬は8頭いるが、勝ったのは06年ディープインパクトだけ。07年メイショウサムソン(2着)、10年アーネストリー(3着)など惜敗が目立つ。3度続けてピークの状態で出走するのは想像以上に難しいのだろう。フェノーメノも過信はできない。

 結論は◎ゴールドシップ。春の敗戦を糧に、ラストをビシッと締める。

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2013年6月18日のニュース