【東京新馬戦】既に“風格”アピシウス 日曜東京で万全の出陣

[ 2013年6月5日 06:00 ]

藤沢和厩舎期待の新馬アピシウス

 今年のダービーに3頭出しをかけた藤沢和厩舎が、早くも来年のダービーに向けて始動する。2歳新馬の一番やりはアピシウス(牡、父スペシャルウィーク)。全兄のナリタクリスタルは8勝をマーク。10、11年新潟記念を連覇するなど重賞3勝を挙げ1800~2000メートルを中心に活躍中だ。

 血統馬らしく均整のとれた馬体。体重も500キロ近くあり、既に2歳馬とは思えぬ風格を漂わせる。「見栄えのする馬体」と津曲助手。一方で「体は大きいが軽い走りをする」と、大型馬にありがちな重苦しさはない。

 美浦に入厩して約1カ月。「長めからじっくり乗っている」と同助手が話すように、それほど速い時計は出していなかったが、2日に坂路で4F53秒9をマーク。実戦に向けて調教のピッチも上がってきた。「動きはダイナミック。古馬にもついていけるし、調教ではいつも手応えに余裕がある。初戦から動ける」と期待を込める。

 デビュー戦は9日の東京5R(芝1800メートル)。5日に美浦で最終追いを済ませ、6日に東京競馬場へ移動する予定。現地で最終調整とスクーリング(パドックなどの視察)を行い、万全の態勢で初陣を迎える。

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2013年6月5日のニュース