【安田記念】グランプリボス　文句なし！ド迫力追い４Ｆ５１秒７

パワフルな追い切りを見せたグランプリボス

　グランプリボスがド迫力追いを敢行した。坂路でモズ（６歳オープン）を１２馬身も追走。残り１Ｆで早々と抜き去ると、手綱を抑えたまま、最後は楽々と１馬身半先着。４Ｆ５１秒７。前夜からの雨でぬかるんだ馬場の中、文句なしの時計を叩き出した。

　報道陣を前に矢作師は胸を張った。「完全にスイッチが入っている。いつものように馬の後ろで折り合うイメージだったが、行っちゃったね。ただ、ジョッキー（内田）が乗っていたわけではないので何も心配ない。パワーが凄いよ。胸の深さが一段と増した。それが全て能力に結びついている」

　前走・マイラーズＣを快勝。鬼門だったはずの休み明けを突破した。今回、さらに期待は高まる。「ジワジワ伸びるので東京マイルは一番いい。今年は全部勝つ。そのつもりでやってきた」。ＮＨＫマイルＣ以来のＧ１・３勝目は譲れない。