【オークス】デニムアンドルビー 余裕の3頭併せで折り合い専念

[ 2013年5月16日 06:00 ]

3頭併せで追い切るデニムアンドルビー(中)

 デニムアンドルビーはCWコースで3頭併せ。エキストラエンド(4歳1600万)、デニム、レッドエルザ(3歳未出走)の順で隊列を組んだ。前後1馬身間隔に馬を置きながら“折り合い”に専念。直線は真ん中へ。僚馬が両サイドから馬体を併せてくるが、3歳牝馬はリズムを乱すことなく、徐々に加速。外エキストラに首差競り勝ち、内レッドには1馬身先着した。角居師が調教の意図を説明した。

 「初めての距離なので折り合いだけどんなものかと思って、3頭併せの真ん中に入れた。人間の指示通り動いてくれるし、余裕を持った先着だったと思う」

 指揮官がテーマに挙げた折り合い面は難なくクリアした。距離を課題に挙げるライバルたち。そんな中、指揮官は涼しい顔でこう言い切った。

 「前走(フローラS1着)の競馬を見る限り、折り合いは心配ないかな。一番後ろを追走したが、行く気がなかったぐらいに見えた。距離が延びれば、競馬はしやすくなるんじゃないかな」

 過去4戦して牝馬には1度も先着は許していない。「上向いた状態でG1を使えるし、ここに間に合ったのは強い運を持っている」とトレーナー。能力だけでなく“強運”を兼備したこの馬が牝馬クラシックの勢力図を塗り替える。

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2013年5月16日のニュース