【天皇賞・秋】古馬もいる!エイシンフラッシュ変わり身十分

[ 2012年10月24日 06:00 ]

 【G1ドキュメント=23日】あいにくの空模様。開門直後は小降りだった雨が、しばらくして一気に本降りとなった。柏原は、ずぶ濡れで厩舎回り。1頭ずつ、じっくりと感触を確かめた。

 デビューから5連勝中のカレンブラックヒルを筆頭にフェノーメノ、ジャスタウェイと3歳馬が注目される一戦。古馬も負けていない。エイシンフラッシュは昨年のこのレースが休み明けで6着。今年は毎日王冠でひと叩きして、ここに照準を合わせてきた。その前走は9着。藤原英師が「状態が良かったので敗因が分からない」と首をひねるように、仕上がり具合、過去の実績を考えれば意外な敗戦だった。

 とはいえ、間隔が空いていた上に開幕週の外枠と厳しい条件が重なったことは事実。指揮官が好調をアピールする。「雰囲気はいいよ。昨年と違って今年は1回使っている。いい状態をキープしているのが何より」

 一昨年のダービー馬にとって、前走は久しぶりの1800メートル。3歳春以降は2000メートル以上の路線を歩んできただけに、距離短縮も影響したのだろう。「1800メートルから2000メートルに延びるのはいい。何とかもうひとつタイトルを獲らせたい。走りそうな感じはするし、きっかけさえつかめれば」と力を込める。叩き2走目で1F延長、引き続き広い東京コースなら、がらり一変シーンがあっても不思議ではない。

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2012年10月24日のニュース