ファルコン、引退 左後肢飛節腱しょう炎が慢性化

[ 2012年9月5日 06:00 ]

左後肢飛節の腱しょう炎が慢性化のため引退するスマートファルコン

 交流重賞9連勝を飾るなどダート交流重賞の帝王として君臨したスマートファルコン(牡7=小崎)が引退することが4日、分かった。左後肢飛節の腱しょう炎が慢性化したため。今後は北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬となる。

 ファルコンは07年10月、東京の新馬戦でデビュー勝ち。芝のジュニアCを勝ち、皐月賞にも出走(18着)したが、このレースを最後にダートに専念。08年8月の小倉・KBC杯を勝つと、地方競馬場での交流重賞に活躍の場を求め、08年浦和記念から09年さきたま杯まで6連勝。10年JBCクラシックから今年の川崎記念にかけても武豊とのコンビで9連勝を達成。タイキシャトル、テイエムオペラオーの重賞8連勝を破る新記録を打ち立てた。交流重賞19勝、うちG1は6勝。今年3月のドバイワールドC10着がラストランとなった。

 ◆スマートファルコン 父ゴールドアリュール 母ケイシュウハーブ(母の父ミシシッピアン)牡7歳 栗東・小崎厩舎所属 馬主・大川徹氏 生産者・北海道静内町岡田スタッド 戦績34戦23勝 総獲得賞金9億9073万6000円。

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2012年9月5日のニュース