【江戸川大賞】ベテラン西島“勢い”に乗って３連勝

大暴れしているベテラン西島

　ベテラン西島が大暴れしている。初日は得意のイン戦から通算２０００勝を達成。勢いに乗った２日目は４Ｒ、４コースのカドからスタート一気に抜け出し、後半９Ｒでは２Ｍ差しで大外枠を克服。「外枠なのでペラ叩いてチルトを上げて行った。その割には乗りにくさもなく中間速から伸びがいい」と狙った以上の仕上がりで３戦全勝。「盆と正月が来たようだ」と笑顔を振りまいた。

　３日目は１０Ｒの１回乗り。「外はスタートが課題。１００メートル起こしの方が分かる」と課題を残しているが「５枠なら２日目のセッティングで行く」と完璧な足回りで臨む。４連勝に期待して良さそうだ。

　西島に匹敵するパワーは石渡になるが、２強の次にくるのが荒井、重野、飯山、前本、山口らだ。この中で注目したいのが遠征組では異例の１８優出５優勝の水面実績を持つ波乗り巧者・荒井だ。２日目１１Ｒで３コースから強気に握って本領発揮。シリーズ初白星を挙げた。前回５６周年覇者の重野もドリーム６着発進から２、１着と一気に巻き返しに成功。連覇が狙えることをアピールした。この当地に好印象を持っている２人が反撃ののろしを上げた。