【ファンタジーS】函館女王チョイスが進化、重賞V2を狙う

[ 2011年11月1日 06:00 ]

函館2歳Sの覇者ファインチョイスが重賞V2を狙う

 京都土曜メーンはファンタジーS。有力馬のファインチョイスはデビュー2連勝中で、共に全力を出し切ることのないまま勝ち上がった。新馬戦は道中2番手からあっさり抜け出す。そして2戦目の函館2歳S。デビュー戦を再現するかのように、ほとんどムチが使われることなく重賞タイトルを手にした。担当の藤井厩務員は「こんなに強いなんて。初めはきゃしゃな馬だなっていう印象だったから…」と驚きを隠さない。

 前走後に放牧に出して成長を促したことで、現在は体重が450キロほどまで増えた。その上でしっかり乗り込んできている。先週の追い切りはCWコースでワンダーキラメキ(5歳1000万)に追走先着。馬なりで6F82秒8をはじき出して仕上がりの良さを見せつけた。「パワーアップしているみたい。テンションが高いところもあるけどね」。さらに1F延長についても「(領家)先生は大丈夫と言っているし、私も問題ないと思っている。ムキになって走ることもないので」と同厩務員も対応に自信あり。

 北の大地の再現をもう1度。舞台を淀に移して、華々しく重賞を連覇する構えだ。

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2011年11月1日のニュース