【セントウルS】2頭出しの安田師「そろって好勝負」

[ 2011年9月9日 06:00 ]

<セントウルS>重賞連勝に挑むトウカイミステリー(左)と連覇に挑むダッシャーゴーゴー

 今週の阪神日曜メーンは「第25回セントウルS」。ターフライター平松さとし氏の「キーマンの懐」へは、ダッシャーゴーゴーとトウカイミステリーの2頭出しで挑む安田隆行調教師(58)の胸の内に迫った。

 ――セントウルSはダッシャーゴーゴーとトウカイミステリーの2頭出し。ダッシャーですが前走はその前から12キロ減の522キロ。

 もともと大きな馬だし、その前が増えていただけ。ガレているという感じではなかったので気になりませんでした。

 ――道中、良発表といえ、重めの馬場に多少ノメッた感じ。

 もともと道悪はこなせる馬だったし、それほど大きくノメッたわけではありません。

 ――跳びが大きいせいか逃げ馬を捉えるのに多少苦労した感じ。

 そうですね。ただ、前を壁にしてうまくタメていたので4コーナー過ぎには大体いけそうな気配を感じていました。

 ――結局58・5キロのトップハンデも克服して楽勝。

 はい。今後を考えても結果を出しておきたい競馬でしっかり勝ってくれました。あの内容なら今回も期待できそうです。

 ――トウカイミステリーの前走(北九州記念1着)は12キロ減のあと18キロ増の462キロ。

 ダッシャーとは逆に前々走が妙に減っていた。前走は体が戻り、良い格好をしていました。

 ――後方から最後は強烈な脚で差し切り勝ち。

 いくら流れが向いたと言っても本当に素晴らしい脚を披露してくれました。1週間滞在して体調もアップしていたようです。

 ――重量が52から55キロに増えます。

 重量に動じるタイプではないし、そのあたりは状態の良さでカバーできる範囲だと思っています。

 ――2頭ともその後の具合はいかがでしょうか?

 ダッシャーは少し重いと思ったけど、ここにきて仕上がってきた。時計も出ているので心配ありません。トウカイも飼い食いの良さを維持しています。そろって好勝負になると信じています。

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2011年9月9日のニュース