【高松宮記念】サンカルロ充実、展開不問!

[ 2011年3月23日 06:00 ]

好気配のサンカルロ

 前哨戦を快勝したサンカルロはG1タイトル奪取へ好気配を見せる。前走・阪急杯はそれまでの後方待機策とは違い、道中は中団の8番手につけて流れに乗る。そこから上がり3F最速の末脚を駆使して突き抜けた。「前走は勝つか2着で賞金加算するしかなかったので、それなりに仕上げて臨んだ」と大久保洋師は振り返る。これまで切れる脚を使っていたが、展開に左右されて不発に終わるレースが多かった。それが中団からの競馬で折り合いに進境を見せた。

 中間も好気配をキープ。1週前には坂路でラスト21Fは11秒台を連発。「前走の出来を維持する調教をこなしている。変わりなく順調だよ」と師は満足げだ。最後に「あとはスタートだな」と課題を挙げたが、その表情は余裕たっぷり。スプリントG1は昨年の高松宮記念4着、スプリンターズS3着とあと一歩だったが、充実期を迎えた今なら、その頂点も狙えるはずだ。

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2011年3月23日のニュース