【阪神大賞典】ナムラクレセント完勝で重賞初V!

[ 2011年3月21日 06:00 ]

<阪神大賞典>後続を突き放し圧勝したナムラクレセント(左)

 阪神日曜メーンの11R・阪神大賞典は3番人気ナムラクレセントが3馬身半差の完勝。菊花賞3着、天皇賞・春4着の実力馬が重賞初制覇を飾った。「素質はあるけど乗り難しい。力まず走ってくれたし、押し切れるんじゃないかと思った」と和田。日本騎手クラブで福祉委員を務め、毎年、峰山乳児園と付設幼児寮への慰問と寄付を欠かさない。今回も「義援金は個人的な形で」送ったという。

 担当の房野助手は15歳で阪神・淡路大震災を経験。義援金を送り「できることは馬しかない」と励み、自身も初の重賞勝利をつかんだ。次は天皇賞・春(5月1日、京都)。和田は「きょうのように自分のペースを守って競馬ができれば」と手応え。盾本番へ大きな勝利だ。

 ◆ナムラクレセント 父ヤマニンセラフィム 母サクラコミナ(母の父サクラショウリ) 牡6歳 栗東・福島信厩舎所属 馬主・奈村信重氏 生産者・北海道新ひだか町八田ファーム 戦績26戦7勝 総獲得賞金2億6989万5000円。

 ▼2着コスモメドウ(畠山重師)今回は56キロを背負って少し反応が鈍かったかな。でも、折り合いはついていた。最後もよく盛り返したね。連勝が止まったし、気楽に本番に臨みたい。

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