横山典 復帰初日に進路妨害…いきなり騎乗停止に

[ 2010年11月14日 06:00 ]

東京1Rのアカウンタビリティでレース復帰しパドックで騎乗する横山典騎手

 9月26日の中山競馬で落馬し、頭蓋骨骨折、中心性頸髄(けいずい)損傷の重傷を負った横山典弘騎手(42)が13日、東京競馬で実戦復帰を果たしたが、いきなり騎乗停止処分を受け、わずか1週で再び戦列を離れることになった。

 復帰初戦となった1Rはアカウンタビリティに騎乗し4着に敗れたが、直線は右ムチを連発するダイナミックなフォームで場内のファンを沸かせた。レース後は大勢の報道陣に囲まれ「パドックでファンの温かい声援が胸にしみた。無事に戻ってこられてよかった」と笑顔を見せていた。だが、続く8Rのセイリオスを直線外に持ち出す際に外側に斜行し、後続のメジロマリアン、アイノカゼの進路を妨害。2位入線を果たしたが、10着に降着となった。裁定を受けた横山典は「すいません」と神妙な表情。「もう少し休めということかな」と言葉少なに競馬場を後にした。
 同騎手は20~28日まで開催4日間の騎乗停止。ジャパンC前日(27日)に東京で行われるワールドスーパージョッキーズシリーズに、リーディング首位として出場権があったが、騎乗不可能となった。14日は東京で7鞍に騎乗する。

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2010年11月14日のニュース