【みやこS】アドマイヤシャトル4連勝へ12秒9

[ 2010年11月5日 06:00 ]

<みやこステークス・追い切り>四位騎手が騎乗したアドマイヤシャトル

 新設重賞の京都・みやこS組ではアドマイヤシャトルが勢いを感じさせる動き。4連勝で重賞初Vを狙う。

 3連勝の勢いそのままに、アドマイヤシャトルがCWコースを真一文字に駆け抜けた。実戦、調教を含めて初騎乗となる四位を背に、6Fから動き出すとたちまちペースアップ。残り5Fから12秒7、12秒9を刻んだが、直線に向いても脚取りは衰えず、ラスト1Fも12秒9で踏ん張った。開口一番、四位は手応えを伝える。「初めて乗ったけどいい感じだったよ。しまいはいい脚を持っている馬だからね。連勝で来ているし、どれだけやってくれるか楽しみだね」
 4歳秋にして重賞は初挑戦。それでも3歳春のオープン・端午Sでは、シルクメビウスに半馬身差の2着。以前から素質の高さは示していた。その後の不振、そして、この秋の充実ぶりを友道師が説明する。「精神的に難しいところがある馬。以前は集中して走ってくれず、4角で外を回して2、3着という取りこぼしが多かった。今でもゲートを出てみないと分からないところはあるけど、最近は集中してきたから」
 実は長めから気合をつけて追い切ったのも、実戦に向けて集中力を高めるためだ。確かにこの連勝中も悪癖を見せている。前々走は芝とダートの切れ目でジャンプ、前走もコース上の水たまりに物見…。それでも一時期に比べれば前向きになってきたというのが指揮官のジャッジだ。
 前走の平城京Sでは、先行した2頭が粘るところを、大外から豪快に差し切った。前半からまじめに走れば、いったいどれだけの脚が使えるのか。4連勝で重賞Vの期待が膨らむ。

続きを表示

2010年11月5日のニュース