【秋華賞】(8)オウケンサクラ

[ 2010年10月17日 06:00 ]

<秋華賞>巻き返しを狙うオウケンサクラ

 オウケンサクラはローズSで3番人気に支持されながら、まさかの8着。好位のインから手応え良く追走するも、直線では内にモタれて伸びを欠いた。桜花賞2着、オークス5着といった春の実績を考えれば物足りない内容に陣営も首をかしげる。

 「あれっ?っていう感じ。正直、何でっていうのはよく分からないけど、強いて挙げるとすれば、久々の分と直前の追い切りが緩めだったからかな」と東田助手は4カ月ぶりの実戦だった点、最終追いが坂路で4F54秒8とこの馬にしては遅い時計だったことを敗因に挙げた。春はどちらかと言えばうるささを見せていたタイプ。“闘争心”が欠けていたのかもしれない。「だから今回は気合を乗せてびっしり仕上げた。前走よりは間違いなくいいよ」
 最終調整は坂路コース。1F16秒台のラップを刻んで坂を駆け上がった。棚江助手は「追い切った後も変わりなく、落ち着いていますよ」と報告。「休み明けの前走も感触は良かったんですけど。先週、今週と稽古でしっかり動いていていい状態で出せる。あとは結果がついてくれば」と力を込めた。

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2010年10月17日のニュース