【中山記念】今年も8歳旋風!シャドウゲイト主役狙う

[ 2010年2月23日 06:00 ]

1月のAJC杯では、ネヴァブション(右)に首差で敗れ2着となったシャドウゲイト

 開催替わりの中山メーンは伝統のG2・中山記念。8歳古豪シャドウゲイトが主役の座を狙う。前走・AJC杯で首差2着に健闘。中山、芝1800メートルも相性が良く、鞍上に横山典を迎えたここは先行、押し切りの期待が膨らむ。

 カンパニーに続け!!昨年のこのレースでは、58キロを背負った8歳馬カンパニーが勝ち、秋のG1・2勝につなげた。今年も8歳馬が3頭登録しているが、その中でもシャドウゲイトは主役を張れる器だ。
 前々走の有馬記念は9着に敗れたが、積極的な競馬で見せ場をつくった。続くAJC杯では、早めに先頭を奪ってネヴァブションの首差2着。3着トウショウシロッコには0秒6差をつけた。スムーズに先行できた時のしぶとさは健在。加藤征師は「有馬記念は先行馬が苦しい中で悪くはない競馬。前走もいい内容だった」と復調を感じ取っている。
 1週前追いはウッドチップコースでいっぱいに追われ、6F81秒8~1F13秒8をマーク。時季的に太りやすいことを考慮し、昨秋以降は厩舎に置いて調整されている。加藤征師は「状態はいつも通り。少し稽古が強すぎたかもしれないけど、一連の出来はキープしているよ」と話した。
 舞台にも不満はない。中山は7馬身差圧勝の07年中山金杯など3勝。近走は2000メートル以上を使われてきたが、1800メートルで4勝と距離実績もある。「ベストよりも1~2F短いかと思うが、十分にやれる舞台」と手応えを明かした。
 鞍上は横山典。08、09年とカンパニーでこのレースを連覇中。今年、既に重賞5勝と絶好調だ。07年5月シンガポール航空国際C以来のVで、今年も8歳馬旋風を起こせるか。円熟味あふれる人馬のレースぶりが注目される。

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2010年2月23日のニュース