【フェブラリーS】「ぜひ内田で!」藤原英師に応えなきゃ

[ 2010年2月18日 07:27 ]

 【G1ドキュメント・フェブラリーS=栗東17日】1月11日の落馬事故から戦列を離脱した内田。復帰を予定していた先週から1週延ばして今週、競馬場に戻ってくる。小西はまず、復帰を1週間延期させた理由について聞いた。「先週から調教に乗り始めたが、痛めていた場所をひねってしまった。早く復帰できるように努めてきたが、この状態では自分の実力を100%出せない。これでは関係者やファンに迷惑を掛けると思ったので、やめることにした」と内田。自分の希望よりも、周囲への影響を重視して“1週延期”という決断を下した。

 ただ、この自分に厳しい姿勢が、関係者から信頼を得ている要因でもある。フェブラリーSで騎乗するサクセスブロッケン。現在7戦連続でコンビを組み続けているパートナーだが、今回は自ら乗り代わりを打診したという。「もしも100%の力で乗れなかったら馬主さんや先生(藤原英師)に申し訳ない。だから、いいジョッキーがいたら代えた方がいいと伝えた」。しかし、返ってきた応えは「ぜひ内田で」だった。それだけに内田の気合も半端ではない。
 「大事な一戦で競馬から遠ざかっていた自分を使ってくれるとは、なんて懐の深いオーナーと先生なんだと思った。今週の騎乗はフェブラリーSだけ。自分のできることを頑張る。筋力と柔軟性をつけ、イメージトレーニングをしてブロッケンのいいところを引き出したい。やると決めたら不安はない」。一走入魂の騎乗で、09年リーディングジョッキーらしい華々しい復活劇を見せられるか。

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2010年2月18日のニュース