【新鋭王座決定戦】自分の甘さぬぐい去り頂点狙う新田

[ 2010年1月13日 15:51 ]

競艇の「共同通信社杯第24回新鋭王座決定戦」に向けて抱負を語る新田雄史=09年12月、住之江競艇場

 トップレーサーへの登竜門ともいわれる競艇の「共同通信社杯第24回新鋭王座決定戦」(G1)が19日から静岡県の浜名湖競艇場で行われる。

 若手有力選手による頂上決戦。優勝候補として注目されているのがデビュー6年目、24歳の新田雄史(三重)だ。
 昨年は、初出場だったこの大会で優勝戦に進み、10月のびわこ開設57周年記念でG1初タイトルを獲得した。さらに12月の賞金王シリーズ戦でSG初出場を果たし、準優勝戦まで進出。「(初のSGレースは)これまでとは違い、周囲の選手のやる気がひしひしと伝わってきた。勉強になった」と、経験という大きな武器を手に入れた。
 「初のG1、SGでも普段通りにできた。どんなレースでもプレッシャーを感じたことはない」と、度胸の良さをのぞかせる一方で「スタートが遅い」と、課題ともしっかり向き合う謙虚さも兼ね備えている。SG3勝の先輩、井口佳典(三重)からのアドバイスに貪欲に耳を傾け、レースに臨む姿勢なども、真剣な眼で学び取る。
 今年の開催場である浜名湖でデビュー。2007年の初優勝(新鋭リーグ)も浜名湖でのレースだった。今回はその思い出の舞台に堂々、本命として参戦。「優勝を狙います」と言い切った。
 好きな言葉は「夢は逃げない。逃げるのはいつも自分」。自分の中に潜む甘さをぬぐい去り、2度目のG1制覇を目指す。

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2010年1月13日のニュース