“スーパー牝馬”の先駆け…I’mファイン!!

[ 2009年11月10日 06:00 ]

 【プレイバック3歳戴冠】近年のエリザベス女王杯の主役は3歳馬。06年はカワカミプリンセスの1位入線12着降着によってフサイチパンドラが繰り上がり優勝。07年はダイワスカーレット、昨年はリトルアマポーラが快勝し、目下3連勝中だ。

 3歳馬活躍のはしりとなったのが02年優勝馬ファインモーション。96年に開放されてから、初の3歳馬による制覇となった。直線、右ムチが1発入っただけで後続をグンと引き離し、2着ダイヤモンドビコーに2馬身半差をつけた。
 3歳馬による歴史的1勝だったが、同馬にとっては重ねた記録の中の1つでしかなかった。史上初となる無敗での古馬G1制覇。6戦目での古馬G1優勝も最少キャリアでのもの。のちに訪れるダイワスカーレット、ウオッカ、ブエナビスタといった“牝馬の時代”の先駆けともいうべきスーパーホースだった。

続きを表示

2009年11月10日のニュース