【神戸新聞杯】岩田「自分の騎乗できれば結果は伴う」

[ 2009年9月25日 06:00 ]

アンライバルドに騎乗する岩田康誠騎手

 【平松さとしのキーマンの懐へ】――アンライバルドはダービーで12着と思わぬ大敗を喫しました。

 岩田騎手 枠順(大外18番)をはじめ、何から何まで不運が重なったという感じでした。実力で負けたわけではないので度外視していいでしょう。

 ――馬場状態が悪くなったのも当然影響した。
 こなしてくれるかな?とも思ったけど、あそこまで悪くなるとうまい馬とそうでない馬との差が大きく出たと思います。
 ――距離(2400メートル)は問題なかった。
 まともなら距離は問題なくこなせたはず。今回はもちろん、3000メートルになっても心配ありません。
 ――当時の体重は472キロ。デビュー以来最も軽かったのですが状態面は?
 目いっぱいの競馬が続いていたけど、調教もびっしり動いていましたからね。あのくらい減ってくるのは当然だったと思います。きっちり仕上がっていたということでしょう。
 ――久々の今回、仕上がりは?
 厩舎に戻ってからは全くタッチしていないので正直分かりません。ただ、厩舎サイドからは“いい感じになっている”とうかがっています。
 ――牧場で1度またがったと聞きました。
 はい。1回だけ乗らせてもらいました。その時は落ち着きがあって精神的な成長が感じられました。
 ――当日の落ち着きは春先からの課題でした。
 そうですね。あまりカリカリすると折り合いを欠く心配がある。だから当日落ち着いてくれているにこしたことはありません。
 ――そのため馬場に先に入れて、他馬が来る前に返し馬を終わらせるなど工夫をしていましたね。
 多分落ち着いてくれているとは思うのですが、万全を期すという意味で、恐らく今回もそういう形になると思います。
 ――阪神は初めて。
 皐月賞を圧勝したくらいの馬ですからね。初コースとかを心配するレベルではないと信じています。
 ――位置取りは?
 それはゲート次第。前でも後ろでも競馬はできるので現時点でどの位置とは決めつけていません。
 ――そうすると問題は折り合いだけ?
 そうだと思います。距離に関しても僕の馬だけが2400メートルを走らされるわけではない。上手に折り合いをつけさせてあげれば大丈夫だと思います。
 ――自信のほどは?
 正直、夏前は自分の騎乗に自信をなくし気味になっていました。でも、札幌でそれなりに実績を残すことができ、自信を取り戻せました。最近はレースに乗っていて楽しい。今回もそういう騎乗ができれば結果は伴うと信じています。(ターフライター 平松さとし)

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2009年9月25日のニュース