花月園競輪廃止を検討…「存続理由なし」と報告書

[ 2009年9月18日 20:29 ]

 49億円の累積赤字を抱えている横浜市の花月園競輪が、早ければ2009年度で廃止される方向で検討されていることが18日、明らかになった。

 主催する神奈川県競輪組合の経営改善方策などを検討してきた「県競輪組合あり方検討委員会」が同日、「今後も収益を計上する見込みがない以上、競輪事業を存続させる積極的な理由を見いだすことはできない。早期に廃止する方向で調整を進める必要がある」との報告書を神奈川県や同組合などに提出した。

 神奈川県などは今後、競輪事業存続の是非について協議するが再建は難しいのが現状で、開催日程が決まっている本年度いっぱいで廃止を決断する可能性は高い。

 近年では2002年に福岡県の門司、兵庫県の西宮、甲子園の各競輪が赤字のため廃止、撤退している。

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2009年9月18日のニュース