【ダービー】アントニオバローズ武田師の夢かなえる

[ 2009年5月27日 06:00 ]

ダービー勝ち馬予想

 松山吉三郎―康久に続く史上2組目のダービー親子制覇を目指して武田師が送り出すのがアントニオバローズ。父・文吾元調教師が手がけた2頭のダービー馬を引き合いにトレーナーはこう分析した。
 「コダマはいかにも走るという馬だったな。シンザンは逆に見栄えしなかったよ。でも、攻めを積むにつれて良くなっていった」
 では、自らが手がけるアントニオバローズは?
 「どちらとも違うかな。馬っぷりはいいけど、脚元は内向して“大丈夫かな”というレベル。音に敏感で物見もすごいしね」
 問題点を多く挙げたが、それでいて結果を出している。まだまだ成長の余地を残しているということだ。
 ダービー出走権利をかけた前走プリンシパルSは早め先頭策。デビュー戦では先頭に立つとブレーキをかけていた馬だが、差されたとはいえゴールまで集中していた。それも成長の1つ。火曜朝の坂路調教はスムーズな走り、徐々に落ち着きも出て不気味なムードが漂ってきた。

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2009年5月27日のニュース