武豊超えた!皇成 驚速、最速の50勝

[ 2008年8月25日 06:00 ]

札幌2Rで通算50勝を先輩武豊を抜いて最速で達成し内心にんまりの三浦皇成

 札幌競馬で三浦皇成騎手(18)が史上最速で50勝到達。新人騎手最多勝記録(69勝)を持つ武豊の1年目をはるかに上回るペースで勝ち星を量産している。

【気になる騎手 三浦皇成
武豊を超える男


 スーパールーキーがまたもや記録を打ち立てた。24日の札幌2Rでソニックブレードに騎乗した三浦皇成騎手(18)は、4コーナーで先頭に立つと直線も脚色は衰えず、1着でゴール。JRAの新人騎手最速50勝をマークした。これまでは87年武豊の10月3日が最速で、1カ月以上の大幅更新。同騎手が持っている新人最多勝記録69勝の更新も、完全に視野に入ってきた。
 「50勝いきましたね」と三浦自身も記録はしっかり意識していた様子。「いい馬に乗せてもらっており、いい方向に回転している。このペースを崩さないよう頑張っていきたい」と決意を新たにした。札幌で三浦の騎乗レースを見守った師匠の河野師は「繊細でありながらずぶとい。ちょっと話したことをすぐ吸収できるセンスもある。素質は凄いから言うこともあまりないよ」と頼もしい愛弟子の活躍に笑顔を見せる。さらに「来年、春先あたりに海外に連れて行くつもり。4月に米・ケンタッキーで行われるトレーニングセールを見せたい。多くのライダーの姿を見て、自分が騎手として活躍できることの幸せを知ってほしい」とプランを明かした。
 なお、三浦は続く札幌5Rもボーダレスワールドで勝って51勝に到達。次週からは負担重量の減量がこれまでの2キロ(△)から1キロ(☆)に変更となるが、まだまだ快進撃は続きそうだ。

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2008年8月25日のニュース