やったぞユキチャン!白毛初の重賞制覇

[ 2008年6月18日 21:18 ]

 南関牝馬3冠の最終戦で交流G2の関東オークス(ダート2100メートル)が18日、川崎競馬場で行われ、武豊騎手とのコンビで中央から参戦したユキチャン(牝3=後藤由)が2着に8馬身差をつけて圧勝。白毛馬として日本競馬史上初の重賞制覇を成し遂げた。勝ち時計は2分14秒7。2着に1番人気プロヴィナージュ(牝3=小島茂)が入り、中央勢のワンツーフィニッシュとなった。

 前走フローラSで白毛馬として初のJRA重賞出走を果たし、この日は2番人気の支持を集めたユキチャン。レースでは、武豊騎手とのコンビで好スタートを決め、積極的に競馬を進めた。道中半ばから先頭に立ち、最終コーナーを過ぎたあたりから鞍上がゴーサインをかけると抜群の手応えで後続をグングン引き離した。2着以下につけた差はなんと8馬身。場内から大きな歓声が沸く中、圧巻のパフォーマンスで希少価値の高い白毛馬の歴史に大きな1ページを刻んだ。

 ▼白毛アラカルト
 ☆希少 現在JRAに登録されている白毛馬は3頭だけ。ユキチャンと兄ホワイトベッセルのほか、マダムブランシェ(牝3=友道、1戦0勝)がいる。競走馬の毛色は8種類ある。
 ☆第1号 日本で初めて白毛として馬名登録されたのは79年生まれのハクタイユー。
 ☆初勝利 ハクタイユー産駒のハクホウクンが97年、大井競馬場で白毛馬として初V。

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2008年6月18日のニュース