7歳にして咲く!大輪ヒマワリ/アンタレスS

[ 2008年4月25日 06:00 ]

DWで追い切ったナナヨーヒマワリ

 京都メーン「アンタレスS」の木曜追いが24日、栗東トレセンで行われ、7歳馬ナナヨーヒマワリがウッドコースで好反応を見せた。前走のマーチSを制した勢いは確かで、重賞連覇へ陣営は期待十分なようだ。

バッカス強気になれぬ理由とは…

プライド芝のごとくダート疾走

バッカスあっさり勝てるかも

名前のごとく驚異のスピード

ヒマワリ素質“満開”

 はや7歳。ここまで47戦も戦ってきたナナヨーヒマワリだが、衰えるどころか逆に活気に満ちあふれている。ここ2戦で1600万、重賞のマーチSを連勝したが、最終追いの動きもその勢いを十二分に感じさせるものだった。
 DWコースの単走追い。主戦・小原がまたがって徐々にスピードに乗っていく。16秒3、15秒2そして14秒8。着実にラップを詰めていくが柔らかみを感じさせるフットワークはスピード感満点。直線を向いて残り1Fとなったところで鞍上からゴーサインが送られたが、これにも瞬時に反応。ステッキこそ入らなかったが首を上手に使って真一文字に伸び切ってフィニッシュを決めた。
 はじき出された時計は6Fから86秒8~70秒5~55秒3~40秒5~11秒8。ラスト重点の内容だったが、どこを取っても文句のつけようのない動きだった。小原師も「直線だけ追った内容だったが、追われてからすぐ動いていたし重心を下げてしっかり伸びていた。前走よりさらに良くなっていると思う」と合格点を与えた。
 腰に甘さを残す馬で、前走の時もまだそこに心配があったほど。「返し馬を見た時もふらふらしていた」(小原師)と言うが、それでも直線一気の末脚で差し切ったレースをしたことで陣営もさらに自信を深めたようだ。
 「腰はだいぶ良くなっている。前走は展開がハマった感じもするが、それでも差し切った脚は十分オープンでも通用するという手応えを持った。馬の状態と条件を考えれば今回が一番真価を問われるレース」と小原師も必勝態勢で臨む一戦。手綱を取る息子の小原も「馬の年を考えれば勢いのあるうちに何とかしたい」と声をそろえて重賞連覇へ闘志を燃やしていた。

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2008年4月25日のニュース