「闘将」加賀師“重賞花道”狙う

[ 2008年2月22日 06:00 ]

調教スタンドから調教を見つめる加賀武見調教師

 闘将・加賀師も松元省師と同じく引退週に重賞Vを狙う。クイーンCにスタンバイするデヴェロッペは「桜花賞を狙える馬と思っている。いい形で次の人に渡さなければならない」というほどの逸材。「鞍上と呼吸を合わせられるかが鍵になる」と勝敗のポイントを語った。思い出はやはり騎手時代。「最も乗り味が良かったのはマルゼンスキー。レースには乗っていないが調教で2度乗った。あの乗り味は凄かったな」と秘話を明かした。

 ▽加賀 武見(かが・たけみ)1937年(昭12)9月8日、青森県生まれの70歳。60年騎手デビュー。クライムカイザー、アサカオー、カネミノブなどとのコンビで加賀時代を築く。「闘将」のニックネームで知られ無敵のシンザンをミハルカスで外ラチ沿いまで追い込んだ65年有馬記念は今も語り草。通算8664戦1352勝。88年調教師転身。オンワードメテオで障害重賞2勝、通算178勝(21日現在)。

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