万哲 ミルク獲~れる/初富士S

[ 2008年1月6日 06:00 ]

現4歳牝馬の強さを改めて知らしめることができるミルクトーレル

 出遅れ癖+先行馬有利の今の中山には不似合いな差し馬。中山11R・初富士Sで◎ミルクトーレルを買うのは邪道かも…。それでも狙うのは、今の出来の良さにある。昆師が「使いながら体が増えているのは状態の良さ」と話すように馬体増に比例して内容もアップ。前走・仲冬S(6着)も着順以上に中身は濃かった。出遅れはいつものこと!?とはいえ、松岡が慌てず騒がず、4コーナーで内寄りの馬群を狙うと、メンバー中No・1の3F34秒5でしっかり伸びた。外差しのイメージが強かったが、新たな面を見せたのが大きな収穫だ。

 今さら現4歳牝馬の強さを強調するつもりはないが、成長途上だった昨春の重賞実績も準オープンに入れば胸を張れる。ウオッカ、ダイワスカーレットにちぎられたG3チューリップ賞(6着)にしても、後のオークス馬ローブデコルテとはわずか0秒2差。G2フローラS(4着)はベッラレイアと0秒5差。馬群を縫える今なら、舞台不向きを承知で狙いたい切れ者だ。馬単(2)=(3)(2)=(6)に(2)から(13)(10)(11)(14)。3連単は(2)の1着固定で(3)(6)(10)(11)(13)(14)へ30点。
 京都11R・門松Sは◎ドンクール。父ジェニュイン+母の父ヤマニンゼファーのスピード色が濃い血統背景を考えれば、400メートル短縮もむしろ魅力的。前走・師走S(4着)から1キロ減の別定56キロで前進あるのみ。馬単(6)=(4)(6)=(12)に(6)から(1)(5)(11)(15)。3連単は(6)の1着固定で(1)(4)(5)(11)(12)(15)へ30点。
 中山9R・ジュニアCは◎スマートファルコンに大物感。ドバイWC(6着)に挑戦したワールドクリークの半弟でダートで走るのは当然だが、父ゴールドアリュールはダービー5着の実績。芝もOKの可能性がある。馬単(8)=(9)(8)=(12)に(8)から(5)(3)(6)(10)(小田 哲也)

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2008年1月6日のニュース