バトン“自宅”モナコで10年目の初勝利

[ 2009年5月25日 06:00 ]

カジノの前を駆け抜けるジェンソン・バトンのマシーン

 カーレースのF1モナコGP決勝は24日、モンテカルロ市街地特設コースで熱戦が展開され、ブラウンGPのジェンソン・バトン(29)が2戦連続ポール・ツー・ウインの3連勝で今季5勝目、通算6勝目を飾った。2位も同僚のルーベンス・バリチェロ(37)が入り、チームは2戦連続3度目のワンツーフィニッシュと圧倒的な速さを見せた。

 好スタートを決めて快勝したバトンは「一番欲しいものを獲った」と大喜びだ。自宅のあるモナコでは04年にBARホンダ時代の2位が最高で、デビュー10年目でうれしい初優勝を挙げた。これで今年は6戦して5勝。年間最多勝利は04年(全18戦)にフェラーリのミハエル・シューマッハがマークした13勝。バトンは残り11戦で偉大な記録を抜けるか注目される。
 また、自己最高の10番手からスタートしたウィリアムズ・トヨタの中嶋一貴(24)は10位を走行中の残り2周でマシンを壁に衝突させ、15位に終わった。(モンテカルロ・柴田久仁夫通信員)

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2009年5月25日のニュース