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井岡一翔 大みそかにバンタム級で再起戦「階級を上げて5階級制覇を目指したい」

[ 2025年10月30日 04:30 ]

再起戦を表明する井岡(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 プロボクシング元世界4階級制覇王者で前WBA世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(36=志成)が29日、東京・後楽園ホールで行われた所属ジム主催興行のメインイベント前にあいさつし、バンタム級に転級して大みそかに再起戦を行うことを表明した。同階級で世界王座を奪取すれば日本人男子初の5階級制覇達成。ボクシング人生最終章に突入した36歳が新たな階級で伝説をつくる。

 日本人初の4階級制覇王者が新たなステージへの挑戦を決断した。後楽園ホールに姿を見せた井岡はメインの前にリングイン。一礼してからマイクを握ると「階級をバンタム級に上げて5階級制覇を目指したい」と日本人初の偉業を目指すことを表明した。

 今年5月、WBA世界スーパーフライ級王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)に挑戦し、0―3の判定負け。昨年7月に敗れた因縁の相手に敗れ、世界王座返り咲きを逃していた。それでも試合後は「限界は感じていない」と引退を否定。同王者へのリベンジも選択肢にあったが「キャリアも終盤にきている中でタイトルを取り戻すより大きな挑戦をしたい気持ちが大きかった」と新たな階級で大みそか決戦に臨むことを決めた。

 大田区総合体育館で予定されている再起戦はノンタイトル戦となる見込みで、対戦相手は後日発表される。数カ月前まで日本人王者が主要4団体を占めていたが現在、正規王者は不在。「井上尚弥選手が王座を返上してチャンスが生まれ、日本人で盛り上がっている階級。自分が上げて、より盛り上がれば面白い」と同階級を再び盛り上げる覚悟。「不安なことや未知の部分もあるが4階級制覇したからこそ挑戦できること。結果で恩返ししたい」と力強く語った。

 これまで5階級制覇を達成したのは6階級のデラホーヤ、パッキャオを含め8人と数少ない。「挑戦するからには必ず5階級制覇した姿をお見せしたい」と決意に満ちた表情で所信表明。生ける伝説がまたリングで生きざまを見せていく。 

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