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アフマダリエフ「井上に勝つために来た」「弱点伝わっている」“情報戦”仕掛けるも尚弥陣営は冷静

[ 2025年9月1日 15:19 ]

プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体タイトルマッチ   統一王者 井上尚弥(大橋)<12回戦>WBA暫定王者 ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン) ( 2025年9月14日    名古屋・IGアリーナ )

会見するアフマダリエフ(撮影・篠原岳夫)
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 世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(32=大橋)に挑戦する、WBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(30=ウズベキスタン)が1日、横浜市内のジムで練習を公開した。シャドーなどで数分間体を動かすのみで手の内は明かさなかったが、強烈なワンツーに右フックと力強いパンチを披露。「この試合に150%かけている。それくらい私のキャリアで一番ビッグな試合」と気合十分にマッスルポーズを決めた。

 8月24日に練習拠点の米カリフォルニア州ロサンゼルスから羽田空港着便で来日。時差解消のため、超異例となる試合3週間前の来日を果たし「日本の街も見てみたい」と話していたが、この日は「井上に勝つため、そして歴史をつくるために日本に来た」と言い切った。米カリフォルニア州パームスプリングスで最長16ラウンドのスパーリングを行うなど、100ラウンド以上を消化しており「今は真面目に調整に励んでいる」と“打倒尚弥”へ全力を注いでいる。

 決戦約2週間前に“情報戦”も仕掛けた。今年5月、米ラスベガスで井上に挑戦し8回TKO負けしたWBA世界同級1位ラモン・カルデナス(米国)を師事するジョエル・ディアス・トレーナーの実弟、アントニオ・ディアス・トレーナーの指導を受ける。アフマダリエフは「弱点や弱いところ、攻略法などはもちろん伝わっている。チームで何をやるべきかのゲームプランも実はあるが、これは言わないでおく」とニヤリ。ベガス戦を終えたジョエル氏からの“尚弥対策”を伝え聞いたことを明かすと「みんなが私をサポートしてくれている」と自信に満ちた表情を浮かべた。

 アマチュア時代は16年リオ五輪で銅メダルを獲得。プロ転向後は23年4月にマーロン・タパレス(33=フィリピン)に敗れるまで、WBA&IBF世界同級王座を保持していた実力者。これまでは挑発的な発言を繰り返し、井上との対戦を熱望してきた元統一王者はこの日も、「パンチ力や技術、耐久力や持久力や考える力で、自分が総合的に勝っている」と自信満々。一方で視察した井上陣営の父・真吾トレーナーは「基本がしっかりしているしパワーも感じる。バランスも凄くいい」と称讃した上で、「相手は(総合力で)パーフェクトな円を描いているが、そこに輪を一つ大きくしたのが尚弥。全てにおいて」と自信を示していた。

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