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カネロ“退屈”判定勝ちで4団体王座統一「つまらない選手は大嫌い」9・12クロフォード戦には意欲

[ 2025年5月4日 17:19 ]

プロボクシング 世界スーパーミドル級4団体王座統一戦   WBA&WBC&WBO同級王者 サウル・”カネロ”・アルバレス(メキシコ)<12回戦>IBF同級王者 ウィリアム・スカル(キューバ) ( 2025年5月4日    サウジアラビア・リヤド )

もつれるカネロ(左)とスカル(AP)
Photo By AP

 4階級制覇のWBA&WBC&WBO世界スーパーミドル級王者サウル・”カネロ”・アルバレス(34=メキシコ)がIBF世界同級王者ウィリアム・スカル(32=キューバ)に3―0で判定勝ちし、2度目の4団体王座統一に成功した。カネロは昨年7月にIBF同級王座を剥奪されており、同10月にスカルが王座決定戦で獲得したベルトを取り戻した形となった。戦績はカネロが67戦63勝(39KO)2敗2分け、スカルはプロ初黒星で24戦23勝(9KO)1敗。

 米国とメキシコのファン向けに、開始ゴングは現地午前6時20分に鳴らされた。北米以外で初めての試合に臨んだカネロだったが、アウトボクシングに徹して動き回るスカルへの攻撃は単調で、ダメージを与えるパンチは見られずじまい。9回にはレフェリーがもっとファイトするよう両者に促したほどだった。データサイト「COMPUBOX」によると、手数ではスカルが293―152で上回ったものの、ヒット率は36.8パーセント―18.8パーセントでカネロが優位。米リング誌が「退屈」と評した凡戦の末、ジャッジの採点は115―113、116―112、119―109でいずれもカネロを支持した。

 カネロにも笑顔は見られなかった。「ヤツは3回から倒されないことだけを狙っていた。勝とうとせずに生き残ろうとする選手の試合はつまらない。そういう選手は大嫌いだ」。リング誌選定パウンド・フォー・パウンド(PFP、全階級を通じての最強ランキング)で7位につけるカネロは、スカルの姿勢を批判。攻めきれなかった自身を棚に上げ、「彼が想像以上に動き回った。でも大丈夫、俺は勝った。俺はチャンピオンだ。それだけだ。言い訳も何もない」と開き直った。

 試合後のリングにはPFP3位のWBA世界スーパーウエルター級王者テレンス・クロフォード(37=米国、41勝31KO)が上げられた。クロフォードとカネロは9月12日に米ネバダ州ラスベガスのアレジアント・スタジムでの対戦が内定しており、カネロは「クロフォードは最高の選手。そういった選手と同じリングに立つのは好きだし、光栄だ」と対戦へ意欲。クロフォードも「出来事には理由があり、俺がここにいるのにも理由がある。9月には偉大な選手がどういうものか世界に示すつもりだ」と応じた。

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