元世界ヘビー級王者ジョージ・フォアマンさん死去 76歳 アリに敗れた20年後、45歳で王座返り咲き
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プロボクシングの元統一世界ヘビー級王者ジョージ・フォアマンさんが21日に死去したと家族が明らかにした。76歳だった。ロイター通信などが報じた。死因などは明らかになっていない。
家族はインスタグラムへの投稿で「人道主義者で、オリンピック選手で、世界ヘビー級チャンピオンに2度輝いた彼は、深く尊敬されていました。善の力であり、規律正しく、信念を持ち、自分の遺産を守り、家族のために名誉を守るためにたゆまぬ努力を続けた人でした」と記した。
米テキサス州生まれのフォアマンさんは1968年メキシコ五輪ヘビー級で金メダルに輝き、69年にプロデビュー。73年1月にジャマイカのキングストンでWBA&WBC統一世界ヘビー級王者ジョー・フレージャー(米国)に2回TKOで圧勝する「キングストンの惨劇」で世界王座に就いた。
74年10月にはザイール(現コンゴ共和国)のキンシャサでムハマド・アリ(米国)の挑戦を受けた。前評判は圧倒的有利だったが、ロープを巧みに使う防御(ロープ・ア・ドープ)を駆使したアリに体力を消耗させられ、大番狂わせとなる8回TKO負け。「ランブル・イン・ザ・ジャングル」と呼ばれたボクシング史に残る名勝負でプロ初黒星を喫し、王座から陥落した。フォアマンさんは14年に英BBCに「みんなに“ムハマドを殺すなんて言わないで”とお願いされて、“わかった。地面にたたき伏せるだけだ”と答えた。それほど簡単に終わると思っていたんだ」と明かした。
77年3月にプロ2敗目を喫した直後にキリスト教に目覚めて一度引退。聖職者となって故郷のヒューストンで教会を開いた。青少年非行防止センターの運営費をつくるため、87年に10年ぶりに現役復帰。世界挑戦に2度失敗後、94年11月に19歳年下のWBA&IBF統一世界ヘビー級王者マイケル・モーラー(米国)に10回KO勝ちし、当時史上最年長記録となる45歳9カ月で世界王者に返り咲いた。97年11月の試合を最後に引退。2003年にボクシング殿堂入りした。戦績は76勝(68KO))5敗だった。
かつてフォアマンさんをプロモートした米興行大手トップランク社のボブ・アラムCEOは「我々は家族の一員を失い、本当に悲しんでいます」、WBCのマウリシオ・スライマン会長は「彼の思い出は永遠です。ビッグ・ジョージのご冥福をお祈りします」とコメントを発表。元統一世界ヘビー級王者マイク・タイソン氏は自身のSNSに「ジョージ・フォアマンのご家族にお悔やみ申し上げます。ボクシング界だけでなく、それ以外の分野への彼の貢献は決して忘れられません」と記した。
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