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フルトン 公開練習はまさかの約2分で終了 尚弥の父・真吾トレーナーは苦笑い「ここまでとは…」

[ 2023年7月14日 15:18 ]

<フルトン公開練習>現パンチングボールを叩くフルトン(撮影・島崎忠彦)
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 前4団体統一世界バンタム級王者・井上尚弥(30=大橋)の挑戦を受ける、WBC&WBO世界スーパーバンタム級統一王者のスティーブン・フルトン(28=米国)が14日、横浜市内のジムで練習を公開。25日に東京・有明アリーナで行われる決戦に向けて闘志を燃やしながら、約1分で練習を切り上げる事態となった。

 異例の短さだった。バンテージを巻かずにリングへ上がったフルトンは、本来のオーソドックススタイルではなく左構えで1分弱のシャドーボクシング。3分間のタイマーが鳴る前にリングを下りると、その後はパンチングボールを数十回、サンドバッグを軽く数発叩く程度で終了。「あまり見せたくない」と笑顔を浮かべながら、足早に練習場を後にした。

 午前中には別のジムで調整してきたと話したが、あまりにも短すぎる公開練習。視察した井上尚弥の父・真吾トレーナーは「ここまで(短い)とは思わなかった。ちょっと分からないですね」と頭をかきながら「体格は思ったより大きかった。正統派なボクサーだと感じる」と分析した。

 練習前の取材対応時には「いい感じでウエートは落ちている。コンディションは最高」と、現在の体重は笑顔ではぐらかしながら、状態の良さを伺わせていたフルトン。井上対策についても「特別なことはやっていないが、時間をかけてしっかり準備することをやってきた」と自信満々だった。

 試合はNTTドコモの映像配信サービス「Lemino(レミノ)」で独占無料ライブ配信される。

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