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堤駿斗 国内最速3戦目でタイトル獲得!判定勝利で東洋太平洋王者に安ど「ホッとしている」

[ 2023年6月1日 04:30 ]

東洋太平洋フェザー級王座決定戦   〇同級2位 堤駿斗《判定勝利》同級3位 ジョー・サンティシマ● ( 2023年5月31日    後楽園ホール )

<OPBF東洋太平洋フェザー級王座決定戦>第5ラウンドで攻める堤駿斗(左)(撮影・大城 有生希)
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 アマ13冠で東洋太平洋フェザー級2位の堤駿斗(23=志成)が3―0判定で勝利し、国内最速となるプロ3戦目で東洋太平洋王座を獲得した。プロ初の12回を戦い抜き「明確な差を付けて勝てたことは良かった。巡ってきたチャンスを生かせてホッとしている」と大粒の汗を拭った。

 磨き上げた「内山流左ボディー」を軸に攻めた。2月から、過去に元世界王者・内山高志を指導した佐々木修平トレーナーと初コンビを組んだ。その名トレーナーから伝授された新たな武器“内山流”の左ボディーで、3回に相手の顔をゆがませた。ボディーを警戒して相手がガードを下げた12回にはダウン寸前まで追い込んだ。「精神的に痛めつけられたと思う。冷静に試合を組み立てられた」とダウンこそ奪えなかったが、自らも納得の試合運びだった。

 22年7月のプロデビューから約10カ月での初タイトル。プロ4戦目の次戦で、国内最速の世界王座も見えてきたが「自分自身のペースでやっていきたい」と堤。快勝劇にも慢心はなかった。

 ◇堤 駿斗(つつみ・はやと)1999年(平11)7月12日生まれ、千葉市出身の23歳。小5で空手からボクシングへ転向。並行して取り組んだキックボクシングでは那須川天心と同じジム。中2からボクシングに専念。習志野高で高校6冠を果たし、3年時の17年全日本選手権バンタム級優勝などアマ13冠。22年7月にプロデビュー。身長1メートル71の右ボクサーファイター。家族は両親と兄、弟。

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