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重岡優大が3回KOで弟・銀次朗が返上の日本王座を獲得「もっとデカくて重いベルトが欲しい」

[ 2022年11月17日 22:19 ]

プロボクシング・日本ミニマム級王座決定戦10回戦 ( 2022年11月17日    後楽園ホール )

日本ミニマム級王者となった重岡優大(中)と世界挑戦する弟・銀次朗
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 日本ミニマム級1位の重岡優大(25=ワタナベ)が同級2位の仲島辰郎(28=平仲BS)に3回1分20秒KO勝ちし、デビューから6連勝(4KO)で新王者となった。1回に左ストレートでダウンを奪い、3回には右フックで倒してテンカウントKO。聖地・後楽園ホールに1600人以上が詰めかけたタイトルマッチに「楽しかった。重岡兄弟は目立ちたがりなので、見てもらえた方が強くなります」と言い切った。

 日本ミニマム級王者のベルトは弟・銀次朗(23=ワタナベ)が返上したもの。銀次朗は3月の王座決定戦で仲島と対戦し、3―0判定勝ちながらKOできなかった。優大は「リングが硬くて踏ん張りが効かなかった。足を使えていたらKOできていた」と弟をフォロー。セコンドについた銀次朗も「どっちが上とかないと思うが、今日の試合は凄かった」と兄を賞賛した。

 ともに無敗の強打者でビッグマウスの重岡兄弟の目標は、同じ階級での兄弟同時世界王者。ひと足早くプロに転向した銀次朗は来年1月6日、エディオンアリーナ大阪でIBF世界ミニマム級王者ダニエル・バラダレス(28=メキシコ)への世界初挑戦が決まっている。「絶対に世界王者になってくれる」と期待を寄せた優大は日本王者のベルトを「カッコいい」と見つめながらも「俺が欲しいのはこのベルトじゃない。もっとデカくて重いベルトが欲しい」と意気込んだ。国内から出てこないミニマム級世界王者が2人いるタイへ乗り込む意欲を見せながらも、「日本でできるならその方がいい。周りがタイ人だと、今日のようにテンションが上がらない」と話して笑いを誘った。

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