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攻めて3回TKO勝ちのジム後輩・宇津木秀をセコンドの京口紘人が賞賛「海外でも人気が出る」

[ 2022年11月17日 22:00 ]

プロボクシング・日本ライト級タイトルアマッチ10回戦 ( 2022年11月17日    後楽園ホール )

3回TKO勝ちでガッツポーズの宇津木に、セコンドについた京口紘人(右下)も喜ぶ
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 日本ライト級王者・宇津木秀(28=ワタナベ)が同級4位のジロリアン陸(34=フラッシュ赤羽)を3度倒して3回2分48秒TKO勝ちし、2度目の防衛に成功した。今月1日に寺地拳四朗(30=BMB)とのWBC&WBA王座統一戦に敗れたばかりの前WBA世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人(28=ワタナベ)がセコンドにつき、「いつも練習でやってきたことをやろう」「集中しよう」などとアドバイスを送って勝利をサポートした。

 宇津木は開始ゴング直後にいきなり殴りかかり、一発のあるジロリアン相手に積極的に打ち合った。予告どおりの圧勝も「ジロリアン選手も(前に)来てくれると思ったので、行きすぎた。気持ちが入りすぎて反省点が多い」と話した。小林尚睦トレーナーも「削っていって6、7回ぐらいで倒せればと思っていた。向こうが下がったので、思った展開とは違った」と振り返ったが、京口は「打っていったので相手が下がったと思う。王者らしいボクシングで、安心して見ていられた。3回にボディーが入ったので、このラウンドで終わると思って見ていた」と攻めた姿勢を逆に評価。自ら京口にセコンドを依頼した宇津木も「幸せです。信頼できるし、アドバイスも適切。いいところを見せたいというのがあった」と感謝した。

 次戦は日本ライト級1位・仲里周磨(26=オキナワ)との指名試合が有力だが、京口は「海外でも間違いなく人気が出ると思う。海外の名前ある選手と戦ってほしい」と自身も経験した海外進出を勧めた。この日は「ラーメン二郎」関係者ら約400人がジロリアンの応援に駆けつけ、ちょっとしたアウェームードだったが、宇津木も「海外に行ったら完全アウェーなので、そういう思いでやっていました」と頼もしく話した。

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