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重岡優大が3回KO勝ちで日本ミニマム級王座獲得 弟・銀次朗の世界挑戦に弾み

[ 2022年11月17日 20:14 ]

3回KO勝ちで日本ミニマム級王者となった重岡優大(左から2人目)
Photo By スポニチ

 ▽プロボクシング・日本ミニマム級王座決定戦10回戦(2022年11月17日 後楽園ホール)

 日本ミニマム級1位の重岡優大(25=ワタナベ)が同級2位の仲島辰郎(28=平仲BS)に3回1分20秒KO勝ちし、新王者となった。9月にWBOアジア・パシフィック同級王座を返上した重岡はプロデビューから6戦全勝(4KO)。昨年6月に谷口将隆(28=ワタナベ、現WBO世界ミニマム級王者)、今年3月に重岡の弟・銀次朗(23=同)に敗れたのに続き、日本王座挑戦3連敗の仲島は11勝(7KO)4敗1分け。

 試合は当初、日本王座挑戦者決定戦として組まれていたが、7月に重岡銀が王座を返上したため王座決定戦に“昇格”していた。重岡は立ち上がりから強打を振るい、1回に左ストレートで最初のダウンを奪取。3回に右フックで仰向けに倒すと、レフェリーは立ち上がった仲島に続行を許さずテンカウントを数えた。

 重岡銀は来年1月6日、IBF世界ミニマム級王者ダニエル・バラダレス(28=メキシコ)への挑戦(エディオンアリーナ大阪)が決定。世界初挑戦の弟へエールを送る戴冠に「絶対に世界チャンピオンになってくれる」と期待を寄せ、「来年は世界(挑戦)をやります。タイから出てこないチャンピオンがいるので乗り込んで、ぶっ倒してくる。期待していてください。重岡兄弟は目立ちたがりなので、見ていてもらった方が強くなります」とアピールした。

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2022年11月17日のニュース