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【ONE】日本人初の立ち技王者・秋元皓貴 挑戦者ペッタノンの挑発発言も冷静に「特別な事を証明する」

[ 2022年11月17日 05:30 ]

日本人初の立ち技王者に輝いた秋元皓貴(左)がペッタノン・ペットファーガス(右)を迎え撃つ(C)ONE Championship
Photo By 提供写真

 格闘技イベント「ONE Championship」は19日にシンガポールで「ONE 163」を開催する。メインイベントで「ONE Championship」で日本人初の立ち技王者に輝いたキックボクシングバンタム級王者・秋元皓貴(Evolve MMA)がペッタノン・ペットファーガス(タイ)を相手に初防衛戦に臨む。メインに出場する両者は主催者のインタビューに応じ、試合直前の心境などを明かした。

 初防衛戦に臨む秋元は「もうチャンピオンになってから半年以上が経って、更に自分の中で意識が高くなって本当に毎日良いトレーニングが出来て、今回はすごく楽しみです」とファイトウィークに突入した現在の心境を語った。

 挑戦者のペッタノンは久しぶりの試合がタイトルマッチとなるが「今はとても興奮しています。もうすぐでONEチャンピオンシップのベルトをかけて戦えますからね。しばらく戦うことは出来なかったですが、常にトレーニングをして良いパフォーマンスを保ってきました」と特にプレッシャーを感じていなかった。

 相手の危険だと思う点について秋元は「すごくベテランの選手で、タイミングとかもすごく良いですし、技やディフェンスの選択がすごく正確な選手なので、その裏をかくような試合ができたら良いなと思います」と話し、「経験が豊富なので、過去の映像とかを見ていると、タイミングを取るのが上手い選手だなっていう印象があるので、それをいかに崩すか。数試合だけ見てなんとなく自分で更にイメージを膨らませていった感じですね。相手の都合の良いタイミングで攻撃をさせないように、いかに動くかが重要になると思います」と分析していた。

 ペッタノンが「彼は危険なアスリートでスキルがあると思いますが、彼は普通のキックボクサーで、レベルは僕と一緒だとは思いません」と挑発的なコメントをすると秋元は「全然どういう風に思ってもらっても良いのかなと思います。やってみれば分かるかなと思うので、試合でしっかりと自分が特別だという事を証明できれば良いかなと思います」と冷静に返答。

 そして「まだ自分はキックボクシングに戻ってきて、まだ4年しか経っていないですし、試合数も少ないのでまだまだ成長すると見込んでも、僕は今1番か2番くらいのファイターじゃないかとすでに思っています」と世界中からベストファイターが集まる「ONE Championship」での自身の現在のランクについても言葉にした。

 今回の試合は日本のキックボクサー対タイのムエタイ選手のクラシックな試合の側面もある。秋元は「自分が10代の時は、日本で試合を見に行ってもムエタイのファイターが日本に来て、日本のファイターを瞬殺して帰っていく試合をたくさん見ましたけど、もちろん今回はそういう風にはならないですし、その逆を自分ができるんじゃないかなと思っています」と語り、「フィニッシュは2パターンありますけど、ムエタイの凄くテクニックがある選手相手にしっかりと完封することと、ここまでノックアウトがないので、そこも求めていきたいです」と海外でムエタイファイターを完封して撃破することを誓った。

 ペッタノンも「ファンにとってエキサイトな試合になるでしょう。秋元選手は強いですが、僕はムエタイでもキックボクシングでも彼よりもスキルがあります。互角の戦いになるでしょうが、よりスキルがある方がベルトを獲ると思います」とエキサイトな試合になると話した。

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