ルイス・ネリが再起2戦目で3回TKO勝ち　尚弥への元挑戦者カルモナから3度ダウン奪う

ルイス・ネリ
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　プロボクシング元世界2階級制覇王者のルイス・ネリ（27＝メキシコ）が1日、メキシコのティファナで行われたスーパーバンタム級10回戦でダビド・カルモナ（31＝同）に3回KO勝ちした。2回に1度、3回に2度のダウンを奪ってストップ。21年5月にブランドン・フィゲロア（25＝米国）とのWBA＆WBCスーパーバンタム級王座統一戦で7回KO負け後、再起2連勝とした。

　ネリはドーピング疑惑や体重超過による王座剥奪騒動を起こしながらも17年、18年と元WBC世界バンタム級王者・山中慎介（帝拳、引退）に連勝。20年にはWBC世界スーパーバンタム級王座を獲得し、2階級制覇を達成していた。現在は同級でWBC1位、WBO2位にランクされており、WBC＆WBO統一王者スティーブン・フルトン（28＝米国）がターゲットとなっている。戦績は33勝（25KO）1敗。

　カルモナは16年5月に当時WBOスーパーフライ級王者だった現3団体統一バンタム級王者の井上尚弥（29＝大橋）に有明コロシアムで挑戦。井上が試合中に右拳を負傷したこともあり、敗れたものの判定まで粘った。戦績は22勝（9KO）11敗5分け。