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猪木さん、YouTubeで「最後の言葉」 世界のゴミを消す活動に意欲も…

[ 2022年10月2日 04:15 ]

アントニオ猪木さん死去

アントニオ猪木さん
Photo By スポニチ

 猪木さんの公式YouTubeで、1日に「最期の言葉」と題した動画が公開された。9月21日に撮影されたもの。闘病中の姿を公開していることについて「見せたくないでしょ、こんなザマを」と本音を吐露しつつ、勇気をもらっているとの声には「そういうファンもいることを、自分はしっかり分かっていなきゃいけないのかなと思います」。寝ながら舌を動かす練習をしていることを明かし、「もうそろそろ猪木さん楽にしてくださいと言う人は誰もいないんだよ」と言いつつ、「世界のゴミを消していくこと」と今後の活動に意欲を示していた。

 ≪闘魂タオルが代名詞≫猪木さんといえば闘魂タオルが代名詞だった。レスラー時代は、リング上で白いガウンを脱ぐと、首に赤いタオルを巻いていた。引退後は「タオルでは街を歩けない」と、赤いマフラーに変更。議員時代は赤だけでなく、訪れる国に合わせて色を変え、パキスタンでは国旗と同じ緑色、ブラジルでも同様に黄色と緑色が交じったものを着用。ムハマド・アリの追悼式には黒のマフラーで出席した。

 ≪海外メディアも報道≫猪木さんの訃報は海外にも速報され、米スポーツ専門局ESPN(電子版)は「格闘技界の著名な先駆者が亡くなった」と報道した。特に総合格闘技への貢献に注目し、猪木―アリ戦が現在人気を誇る総合格闘技の「直接の祖先」と指摘。この戦いが当時、格闘技で最も人気があったボクシングは包括的な格闘を制するには最適ではないかもしれないという概念をファンに植え付け、議論は93年の総合格闘技団体UFC設立まで続いたと解説した。

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2022年10月2日のニュース