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ゴロフキン「どちらが上か証明する」カネロ「12ラウンド内で決着を」3度目決戦へ最終会見

[ 2022年9月16日 08:45 ]

プロボクシング 4団体統一世界スーパーミドル級タイトルマッチ12回戦 ( 2022年9月17日    米ネバダ州ラスベガス T―モバイル・アリーナ )

緊迫のフェースオフ。アルバレス(左)とゴロフキン(AP)
Photo By AP

 3度目の対決に臨む4団体統一世界スーパーミドル級王者サウル・“カネロ”・アルバレス(32=メキシコ)とWBAスーパー&IBF統一世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)が13日、ラスベガスで一般公開の最終記者会見を行った。

 ゴロフキンはジョナサン・バンクス・トレーナー、カネロはエディー・レイノソ・トレーナーとともに出席。今年4月に村田諒太(36=帝拳)との王座統一戦に9回TKO勝ちしたゴロフキンは初のスーパーミドル級での対戦に「我々はお互いにプロのアスリート。彼(カネロ)の戦い方はよりアグレッシブで、自分にはより経験がある。リングでどちらが上かを証明する。我々にとって最大のファイトだ」と話した。一方、今年4月に1階級上のWBA世界ライトヘビー級スーパー王者ドミトリー・ビボル(31=ロシア)に挑んでプロ2敗目となる判定負けを喫したカネロは「負けたのは痛かったが、我々は再び偉大な王者への道を歩んでいる。自分はプレッシャーがあった方がいい。12ラウンドの中で決着をつけたい。モチベーションを持って練習を積んできたし、目の前にいる強くてインテリジェンスがあるタフなライバルを倒したい」と抱負を述べ、「土曜(17日)の夜はみんなで“ビバ・メヒコ・カブロネス(メキシコ万歳)”と叫びたい」と締めくくった。

 会見後は互いに顔を突き合わせるフェースオフで30秒近くにらみあい、火花を散らした、エディー・ハーン・プロモーターの合図でうなずきながら終了した両者はガッツポーズ。ハーン氏と握手して会場を去るゴロフキンに対し、カネロは振り向きざまに指差して右拳を突き出し、4本のベルトを掲げて王者を誇示した。2人は17年と18年に対戦し、判定が疑問視されながらも結果はカネロの1勝1分けとなっている。

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