故ムハマド・アリ氏のベルトにオークションで8・4億円の値　NFLコルツのオーナーが落札

1974年、キンシャサでジョージ・フォアマンを倒してムハマド・アリ（AP）
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　ボクシングの元WBA・WBC統一世界ヘビー級王者、ムハマド・アリ氏（米国＝2016年に74歳で死去）のチャンピオン・ベルトが24日、618万ドル（約8億4000万円）で落札された。テキサス州ダラスのヘリテージ・オークションズ社によれば、落札したのはNFLインディアナポリス・コルツのジム・アーセイ・オーナー（63）で、同オーナーは音楽関係の収集家としても知られている。

　AP通信によれば、このベルトは1974年10月30日にザイール（現コンゴ民主共和国）のキンシャサで行われた“ランブル・イン・ザ・ジャングル（ジャングルの決闘）”と呼ばれた一戦で、ジョージ・フォアマンを8回KOで退けて王座に返り咲いたときのもの。日本では「キンシャサの奇跡」として呼ばれた伝説のファイトで、現存するボクシングの記念アイテムの中では最も貴重な記念品の1つとされている。

　なおアーセイ・オーナーが落札したベルトは8月2日にシカゴ、9月9日にはインディアナポリスで展示されることになっている。