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魔裟斗 「THE MATCH」でのK―1の敗因とは?中村Pと対談で今後の課題も「癖が付き過ぎて…」

[ 2022年7月25日 20:04 ]

魔裟斗とK―1の中村拓己プロデューサー(右)
Photo By スポニチ

 元K―1世界王者でタレントの魔裟斗(43)が23日、自身のYouTubeチャンネルを更新。K―1の中村拓己プロデューサーをゲストに招き、6月19日に開催された「THE MATCH 2022」(東京ドーム)を振り返った。

 K―1対RISE、シュートボクシング、新日本キックボクシングという対抗戦でマッチメークされた今大会。結果的にK―1は7勝9敗と負け越しに終わった。

 この結果に中村プロデューサーは「やっぱり負けちゃダメですね」と率直な感想を口にした。「やる以上は、どんなルール、どんな相手でも勝ち越さないと。ましてや次あるかわからない勝負だったんで、そこに自分たちが出ていって、結果が残せなかったというのは非常に悔しい気持ちでいっぱいでした」と悔しかった気持ちを語った。

 大会が終わって時間が経ち、負け越しに終わった敗因について「自分たちがやっているアグレッシブに戦うK―1のスタイルを貫けば、どんな相手でも勝てるみたいな感じがあって、試合に臨んだんじゃないかなと思っています」と考察した。

 さらに相手側の選手たちはK―1の選手をかなり研究していたことを試合は終わった時に凄く痛感したという。「同じような熱量で“この相手に勝つ”という作戦や戦略を練ってやってたのかなと言われた時に、もしかしたらそういうところで差を付けられて結果が出たんじゃないかなと思います」と勝ち方の結果を振り返った時に感じたと話した。

 魔裟斗は今回の敗因について「“剛”すぎたのかなと。K―1は“剛”で、RISEは“柔”で上手くテクニックで完封したみたいな感じだった。特にメインの天心VS武尊で言えば、天心の方が柔らかい動きで、武尊の強引さなど全ての良さを殺したイメージがありました」と語り、「前にガンガン行くだけというさらに上を天心は行ってたみたいな感じはしましたね」と振り返った。

 さらに「KRESTの武尊や山崎などを見ているとスパーリングでガチガチに全部振るわけですよ。あのスタイルを見てる他のKRESTの選手たちはあの癖が付き過ぎてる。振りすぎる癖が付き過ぎてる」と今後の課題を提言した。「そこを小さく細かくいくパンチとかで抜いていくような技術がないと上に行けば行く程、俺は厳しくなってくると思うんですよ」と今大会を見て感じた事を口にした。

 中村プロデューサーは魔裟斗の言葉を認めた上で「出た結果に対してどう向き合っていくのかというのはみんなに任せたい。“K―1”という名前でK―1ルールをやる以上は“剛”で行き続けてほしいんですよ」と語った。

 それを聞いた魔裟斗は「金子とかは“剛”すぎるんですよ。“剛”すぎて攻め方がワンパターン過ぎるんですよ。そこでもうちょっと違うスパイスを入れたいんですよ。そのスパイスを知らないんですよ。その辺の技術を入れるともっと変わるんじゃないかな」と技術論について伝えた。

 中村プロデューサーは「あの大会に出た選手たちが変わるきっかけにしてほしいと思います」とこの話題を締めた。

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2022年7月25日のニュース