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井岡絶叫「マカオの借り、返したぞ~っ!」3年7カ月ぶりの再戦でリベンジ完勝

[ 2022年7月13日 23:20 ]

防衛に成功した井岡(撮影・島崎忠彦)
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 WBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(33=志成)がリベンジに成功した。世界4階級制覇同士の対戦で同級1位の前王者ドニー・ニエテス(40=フィリピン)にフルマーク1人を含む3―0判定で快勝。1―2判定で敗れた18年12月以来3年7カ月ぶりの再戦を制し、5度目の防衛に成功した。井岡は世界戦通算20勝目(2敗)。昨年中止となった他団体王者との統一戦実現へ望みをつないだ。

 試合後の井岡との一問一答は以下のとおり。

 ――試合を振り返って。
 「マカオの借り、返したぞ~っ!…という感じです。KOは絶対に難しい選手。前回は初めての4階級制覇で前半に行きすぎてパンチをもらったので、彼(ニエテス)が一番戦いづらいプランはあれだろう、という感じでやりました」

 ――効いたパンチは。
 「最後の目をカットしたパンチは手応えありましたね。(ニエテスは)距離が絶妙で、一番いい角度で当てさせてくれない。力を抜こうと意識して、ポイント(勝ち)でいいからと。大きいパンチを当てに行きすぎるとカウンターをもらってしまうので」

 ――(ニエテスの)左目をカットさせたのは。
 「右のオーバーハンドですね。向こうがずっと狙ってきていたので、同時に合わせたらいいタイミングで合いました」

 ――視界が開けた。
 「3年7カ月、自分とニエテスが過ごしてきた時間は間違いなく違うと思うし、リングでそれを証明できたと思う」

 ――統一戦も今日やったことを貫けば。
 「世界戦を一戦一戦積み重ねることで経験がある。その経験を生かして、試合までの過程も毎回勉強なので、その中で自分のベースが完成されつつある。引き続きこれをやっていけば、もっといい試合ができると思う」

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2022年7月13日のニュース