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堤駿斗「悔しい試合」プロ初陣判定勝ちに反省「プロでの戦い方確立を」

[ 2022年7月13日 20:51 ]

勝利後、インタビューに答える堤駿斗(代表撮影)
Photo By 代表撮影

 日本人で初めて世界ユース選手権を制するなどアマチュア13冠を誇る堤駿斗(23=志成)が13日、東京・大田区総合体育館で行われたフェザー級8回戦でプロデビューし、東洋太平洋同級5位ジョン・ジェミノ(30=フィリピン)に判定勝ちした。8回戦以上でのプロデビューは史上9人目。百戦錬磨の強敵を下し、目標である世界王者、そして夢のパウンド・フォー・パウンド(PFP)入りへ好スタートを切った。

 ――デビュー戦を振り返って。
 「相手の選手が強くて、すごいポーカーフェイスで、効かせても立て直してきて何かを狙っている殺気を感じたので、自分も最後まで攻め込めずに、悔しい試合にはなってしまいました」

 ――8回判定勝ちという結果について
 「もちろん悪いところはたくさんあったんですけど、様々なアクシデントの中、しっかり8ラウンド戦い通せたことは自分の経験にはなると思います」

 ――具体的に反省点とは
 「ちょっと狙いが単調になってしまって中盤、見過ぎたところが良くなかった」

 ――良かった点は?
 「左ジャブは自分の一つの武器として当てることができたこと、何度か狙っていた右のカウンターを当てることができたのはよかった」

 ――悔しさが残る試合?
 「そうですね。インパクトを与えるというのがテーマでしたし、自分の色で、自分のボクシングで与えることができずに終わってしまったことが悔しい」

 ――改めてアマとプロの違いを感じた点は?
 「やりはグローブが…2回に左拳を痛めて、5回に右拳を痛めて、6回はパンチを打つのも痛くて“どうしようかな”と戸惑う部分もった。その中で7、8回は自分がどうすべきかを、試合中に立て直すことができたし、アクシデントの中で戦い通せたころは自分の経験値にはなる」

 ――今後の展望を
 「まずは国内だったり、東洋太平洋のタイトルをしっかり獲るまで、自分も成長する必要がありますし、目の前の戦いを勝ち抜いてプロでの倒し方だったり、プロでの自分の戦い方を確立させて一つ一つ階段を上っていきたい」

 ――将来的には?
 「もちろん世界チャンピオンを目指していますし、きょうの内容で大きなことは言えないけど、必ず世界を獲るためにプロの世界に来たので、そこを見据えて1日1日を大切に、もっともっと修行して強くなりたい」

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2022年7月13日のニュース