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川崎が引き分けで日本王座死守 調子上がらず「悪い自分が出た」 丸木は4度目の王座挑戦も実らず

[ 2022年7月12日 22:13 ]

プロボクシング 日本スーパーウエルター級タイトルマッチ10回戦 ( 2022年7月12日    後楽園ホール )

引き分けで初防衛に成功した川崎
Photo By スポニチ

 日本スーパーウエルター級王者・川崎真琴(38=RK蒲田)が挑戦者の同級1位・丸木凌介(31=天熊丸木)と引き分け、初防衛に成功した。川崎は13勝(2KO)8敗2分け、4度目の日本王座挑戦も実らなかった丸木は18勝(13KO)7敗2分け。

 丸木がジャブからワンツー、ボディーと好スタートを切ったが、川崎はガードの隙間を突き刺すストレート、カウンターや相打ちのタイミングで放つ左フックをヒットさせて主導権を握った。しかし、丸木は中盤以降に左右のフックを打ち込むなど反撃。8回からは全てのラウンドを取り、採点はジャッジ3人とも95―95のドローだった。

 4月の王座決定戦で獲得した日本王座を辛うじて守った川崎は「勝てたから言えるが、今回はめちゃくちゃ調子が悪かった。スパーリングも全然良くなかった。悪い自分が出てしまった」と明かした。初防衛戦のプレッシャーからか練習で追い込みすぎてオーバーワークとなり、試合前から不安で仕方がなかったという。中盤以降のスタミナ切れも「そのせいではないか」と話し、「初防衛できて次へつながったのでよかった」と安どの表情を見せた。「僕は日本王座が限界で、世界を狙えるとは思っていないので、価値を高めていきたい。今日の試合ではデカいことは言えないけど、できる限り防衛をしていきたい」と気持ちを切り替えていた。

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2022年7月12日のニュース