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井岡 計量で40グラムオーバーもトイレに行ってすぐクリア「ニエテス選手を待たせて申し訳ない」

[ 2022年7月12日 14:48 ]

<WBO世界スーパーフライ級 井岡一翔・ドニー・ニエテス>会見する井岡一翔(撮影・長久保 豊)
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 プロボクシングWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦(13日、東京・大田区総合体育館)の前日計量が12日、東京都港区のホテルで行われた。5度目の防衛戦に臨む王者・井岡一翔(33=志成)は最初の計量でリミットの52・16キロ(115ポンド)を40グラム上回る52・2キロ。トイレに一度行き、ネックレスを外した約5分後にリミットでクリアした。前王者で同級1位の挑戦者ドニー・ニエテス(40=フィリピン)は200グラムアンダーの51・9キロで一発パスした。

 計量後の会見で井岡は40グラムオーバーについて、「家の体重計がデジタルだったので、その分の誤差だったのかと思う。余力があったというか、1回目の前にトイレを住ませればよかったんですけど、信頼している体重計でクリアしていたので」と説明。「実際には少しオーバーしていたので、ニエテス選手を待たせたのは申し訳ない」と謝罪した。体重計に乗るのを待たされたニエテスは「特に何も思っていない。少しお腹がすいたと思ったぐらい」と話し、笑いを誘った。

 この試合の意味を問われた井岡は「指名試合なので王者としてこなさないといけない試合で、一度負けている選手なのでより気が引き締まっている。2度負けるわけにはいかないので、必ずリベンジするという強い気持ちで挑む」とコメント。18年の大みそかにマカオで1―2で判定負けした初戦を「負けは受け入れたけど、何かが劣っていて負けたとは受け入れていない」と雪辱を誓い、勝てば「次のステージへ進みたい」と統一戦を熱望した。昨年末に予定されながら新型コロナウイルスの影響で中止となった前IBF王者ジェルウィン・アンカハス(30=フィリピン)と、2月にアンカハスを破ったフェルナンド・マルティネス(30=アルゼンチン)が再戦する見通しとし、「その勝者と(統一戦を)できたらいいなと思う」と語った。

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